(ザガーロ0.1mg、0.5mgカプセルの画像)
ギガクリニックではザガーロの処方をしております。
ザガーロとは、イギリスのロンドンに本社を置く、GSK(グラクソスミスクライン)社より発売されたAGA治療薬です。有効成分は「デュタステリド」で、プロペシアの有効成分であるフィナステリドはⅡ型の5α-還元酵素を阻害しますが、デュタステリドは、I型の5α-還元酵素を阻害も阻害し、男性ホルモンのテストステロンがAGAの原因となるジヒドロテストステロンに転換されるのを抑制します。そのため、プロペシアの1.6倍の治療効果が期待できます。デュタステリドは日本皮膚科学会の男性型脱毛症の治療ガイドラインでも最も推奨されている医薬品の一つです。
元々デュタステリドはアボルブ、アボダートという前立腺肥大症治療薬の有効成分として販売されていましたが、AGAにも効果があることが判明し、AGA治療薬として同じ有効成分でザガーロが発売されました。ザガーロとアボルブの有効成分や用量0.5mgは同じです。またアボルブはジェネリック医薬品が販売されています。
ザガーロの有効成分
デュタステリド(Dutasuteride)
1日1回、1回0.1~0.5mgを服用する。
(GSK社のHPより)
ザガーロはプロペシア(フィナステリド)よりも発毛効果が高く、ザガーロ0.1mg錠とプロペシア1mg錠の服用で発毛効果は概ね同程度です。ザガーロ0.5mgとプロペシア1mgではザガーロがプロペシアの約1.6倍の発毛効果が認められています。
1日1回1錠24時間毎の服用が望ましい。
効果判定まで、服用してから6ヶ月で効果判定を行う。最低1年以上服用すること。
食事の影響はないので1日1回時間を決めて服用する。
主な副作用は性機能低下や肝機能低下。
特になし
CYP3A4阻害作用を有する薬剤リトナビル等、また重度の肝機能障害のある方は服用できません。
服用中止後、6ヶ月経過しないと献血・輸血はできません。
女性への適用はなく、特に妊娠の可能性のある女性・授乳中の女性の服用は、胎児や乳児に影響が出る可能性があるので、やめてください。
ザガーロは元々「アボダート」として海外で販売されるようになり、その後日本でもAGA治療薬として認可され、「ザガーロ」として販売されるようになりました。ザガーロやアボルブはフランスの工場で生産されていたそうですが、トラブルにより、アボルブの出荷停止、ザガーロの販売が半年ほど延期されたことがありました。
アボダート | デュタス | デュプロスト |
デュオダート | デュタプロス | ベルトライド |
日本国内においてもアボルブとしての特許権は満了を迎えており、日本国内で各種ジェネリック医薬品が販売されております。
商品名 | 成分 | 製薬会社 |
---|---|---|
デュタステリド錠0.5mgAV 「DSEP」 |
デュタステリド0.5mg | 第一三共 |
デュタステリド錠0.5mgAV 「NS」 |
デュタステリド0.5mg | 日新 |
デュタステリド錠0.5mgAV 「YD」 |
デュタステリド0.5mg | 陽進堂 |
デュタステリド錠0.5mgAV 「明治」 |
デュタステリド0.5mg | CHO |
デュタステリドカプセル0.5mgAV 「AFP」 |
デュタステリド0.5mg | 東亜薬品 |
デュタステリドカプセル0.5mgAV 「BMD」 |
デュタステリド0.5mg | ビオメディクス |
デュタステリドカプセル0.5mgAV 「DSEP」 |
デュタステリド0.5mg | 第一三共 |
デュタステリドカプセル0.5mgAV 「JG」 |
デュタステリド0.5mg | 日本ジェネリック |
デュタステリドカプセル0.5mgAV 「TC」 |
デュタステリド0.5mg | 東洋カプセル |
デュタステリドカプセル0.5mgAV 「杏林」 |
デュタステリド0.5mg | 森下仁丹 |
デュタステリドカプセル0.5mgAV 「サワイ」 |
デュタステリド0.5mg | 沢井 |
デュタステリドカプセル0.5mgAV 「武田テバ」 |
デュタステリド0.5mg | 武田テバ |
デュタステリドカプセル0.5mgAV 「トーワ」 |
デュタステリド0.5mg | 東和 |
デュタステリドカプセル0.5mgAV 「日医工」 |
デュタステリド0.5mg | 日医工 |
デュタステリドカプセル0.5mgAV 「ニプロ」 |
デュタステリド0.5mg | ニプロ |
デュタステリドカプセル0.5mgAV 「フソー」 |
デュタステリド0.5mg | 扶桑 |